相手の態度が強硬で話し合いになりません。主張も一方的です。代わりに交渉してもらえませんか?
遺産分割、遺留分侵害額請求は、最初はそのつもりがなくても話し合いをするうちに感情的になることも多いです。

また、もともとの性格から話し合いが困難な相手方もいるものです。

「父の相続のときは自分が我慢したから母の相続ではたくさんもらって当然だ。」
「自分が長男だからすべての遺産を相続するのが当然だ。」
「この土地は俺のために購入したものだ。」
「俺がいたからここまでの相続財産になったんだ。」
「お前は何もしてこなかったから取り分はない。」
「相続分は要らないと言っていたじゃないか。」
…などなど、長年の事情や感情、あるいは兄弟間の立場を相続の場面で声高にぶつける相続人もおられます。

その全てがおかしい主張というわけではありません。
感覚的にも「確かにその言い分はそのとおり。気持ちはわかる。」と感じる主張もあります。

他方で、「それはちょっと欲張り過ぎだろう。筋が通っていない。」という主張が混在していることも少なくありません。

また、感覚的には理解できるけど、法的には通らない主張というものもあります。

冷静な話し合いをするためには、専門家を間にいれ、互いの主張が法的にはどこまで通用するのかを分析することが大切です。
法的にどこまで通るかを認識したうえで、様々な事情や経緯、感情の話をしなければ、お互いが意見の言いっ放しになってしまいます。

弁護士が間にはいることで、調停、審判、訴訟になったらどうなるのかといった見通しの共有ができます。また、強情な相手、横柄な相手であっても、臆せずあなたの主張を的確に伝え、解決へと導きます。
これ以上話し合っていても埒が明かない。
また、あの相手とは話もしたくない。
そんなときこそ、弁護士をご活用ください。
上原子 将巨

遺産分割・遺留分の紛争は親族間の話し合いであるが故に、複雑な事情や感情が絡まってきます。
話し合いを切り出しにくいこともあるでしょうし、話し合いの果てに親族間の今後の関係性に悪影響が出る心配もあると思います。
あなたの立場、気持ちにも配慮し、ご意向に沿った助言または代理人として話し合いをさせていただきます。

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